〜ひとみ〜
目をギュッと瞑るコトが増えた・・・
目周りからズキズキ・・
目の奥がズーン・・・
コロナで世界中がパンデミックになり、在宅ワーク、リモートワークが増え・・
急激に、目の不調をうったえる人が増えました。
AI、仮想現実、ドローンショッピング・・そう、本来なら5年先・・もう少し先の未来であったはずの、夢のようなデジタル社会へ加速しています。仕事でパソコンはあたり前、プライベートも身に付けるものでさえ、スマホ、ゲーム、ウォッチ・・デジタル製品に溢れ、最新であるほど気になるしカッコイイ。
15年前はホテルの予約もまだ電話が主流だったのに、今や予約のほとんどはインターネットが主流。ドラえもんの世界にあったものが、今や私達ひとり一人の手の中にあります。
比例するように、デジタル社会は、眼精疲労で弱視になっていく可能性も格段に高くなります。
目の疾患は他人事ではありません。スマホと同じくらい、貴方の身近になっています。
気づかないうちにオーバーヒートしている自分の目と、どうやって付き合っていくかが、これからの時代のキーワードです。
眼精疲労は危険
英アングリア・ラスキン大学の研究チームによると、目の見えない人の数は、現在の3600人から2050年までに1億5000万人に増加すると予測されています。
研究チームが世界188カ国を分析したところ、中程度から重度の視覚障害がある人の数は現在2億人以上いると推測され2050年には5億5000万人以上に増加すると予測されています。
背景にあるのは高齢化はもちろんですが、スマホやパソコンが日常ツールになった為、近業による若年層のスマホ老眼や白内障など、目のトラブルが増えてきた事も原因です。
それらの目のトラブルの危険信号は眼精疲労です。
疲れ目を放置しておくと眼精疲労になります・・注意しましょう。
5年後も視力を保つ
アイケア習慣
人は情報の80%を視覚から得ている・・といわれています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、人は《言語が7%、聴覚が38%、視覚が55%》で人を判断していると言っています。
私達は五感の中でも視覚からの情報で多くを判断しているのです。
あなたは今、どれくらい見えていますか?目がいい人ほど、気をつけて下さい。実際、視力が2.0〜0.01以下になった事のある私の実体験です。
目が霞めば作業能力は格段に落ちます。
見よう見ようとすればするほど、思考や判断力が遅くなります。
今のスピードでは仕事は出来なくなります。
近年は、自己管理の為にリラクゼーションに通う方も増えていますね。しかし、目の自己管理をしている人はどのくらいいるのでしょうか。まだまだアイケアという言葉さえ聞き慣れないですよね。
近い将来、目のケアはかかせないものになってきます。
いち早く《アイケアを習慣》にできた人が、飛躍していく時代になるでしょう
子供の視力が危険
子どもを持つ親御さんを対象としたロート製薬の「コロナ禍における子どもの目の調査」(2020年10月)によると、コロナ禍において子どもについて気になることは、「運動能力の低下」(47.9%)、「視力の低下」(34.5%)などとなり、「学習能力の低下」(26.5%)を上回っています。
新型コロナウイルス感染症の流行前、2020年1月頃と比較すると、18.6%が「視力が悪くなっている」と診断を受けたり、感じると回答。さらに小学生以上の子どもを持つ親御さんでは24.4%となんと約4分の1が「視力が悪くなっている」と診断を受けたり、感じると回答したようです。
文部科学省が2019年〜2023年までに教育現場において「1人1台PCやタブレット端末の活用」を進める「GIGAスクール構想」は、コロナの影響でリモート授業の必要性が高まり、当初の予定より早く導入が進み、2021年7月末時点で「全国の公立の小学校等96.2%・中学校等96.5%」において端末の活用がスタートしました。
教育現場でICTの活用を進めるにあたっては、児童生徒の健康面にも留意することが重要だとし「端末を使う機会が増えるなかで、今後、児童生徒の視力と日常生活との関連について文科省で調査研究を行い、ICTの活用に関するガイドブックにも反映をしていく」と答弁されていますが・・日本の取り組みは世界の中でも大変遅れています。
子どもの視力悪化やデジタル端末への依存症について問題意識と対策が課題とされています。
100均一に500円の《VR》が置いてある時代です。
子守がわりにスマホを渡してしまう事もあります・・。
今、子供の視力は、大人よリも危険と言えるでしょう。
目は全身の窓
近視や乱視・・視力が悪くなるというのは、単にメガネやコンタクトが必要な状態になったというわけではありません。緑内障や網膜剥離、加齢黄斑変性症など失明に至る原因になる基礎疾患といえます。目を酷使するデジタル社会において、一種の生活習慣病ともいえます。
目は全身の窓ともいい、体の不調から目に現れることもあります。見える臓器とも言われている《目》ですが、糖尿病や高血圧から目に影響が出る場合もありますし、視力の障害がいろいろな疾患の原因にもなります。
気づかないうちに進行してる眼精疲労には要注意です。
目の再生医療
再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した医療です。
これまで治療法がなかった病気やけがに治療法をもたらすことができるものとして、大きな期待を集めています
再生医療の中でもヒト幹細胞の研究が進み、再生・修復の技術は年々進んでいます。例えば、自己脂肪由来幹細胞治療は、幹細胞を生体外で培養し、一定の量まで増やしてから患者本人のカラダに戻す方法。
失われたものを再生していく・・最も注目されている最先端の医療技術です。
iPS細胞・・ヒト幹細胞・・再生医療の技術は実用化に近づいています。
目の治療の実用化に最も近いとされているのは、「加齢黄斑変性」という眼の病気の治療です。
網膜の中心部にある「黄斑」という部分をiPS細胞でつくって移植するというもので、2014年に第1例目の移植治療が実施されました。
神経や心臓に対する再生医療の研究も後に続いています。
パーキンソン病治療のため、脳内でドーパミンという物質を放出する神経細胞を、iPS細胞でつくり移植する臨床研究(ヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞)の安全性と有効性も確認され、医師の指導のもと治験が開始されています。
再生の実用化は、もうすぐです・・。